うちは新社会人が入社してから成長できる会社です。

いくつも理由を上げることはできると思いますが、高級品を扱っているからこそだと考えています。高級品、などと言ってお高くとまるつもりはありませんので、少し話を聞いていただきたいと思います。

人が高額な商品を購入するとき、信頼できる人からしか購入しません。そしてその人に好感をもっていなければ購入しません。自分自身が購入する側で考えてみればわかりますよね。従って、うちの社員の人たちは、社長の私が言うのはちょっと気がひけるのですが、とても「良い人」ばかりです。
地域社会に貢献する気持ちの強い人、常に相手を楽しませたいと思う人、接する相手の気持ちに寄り添うことのできる人、相手の立場になって考えることのできる人、それぞれ言葉で表現すればそのような言い方になってしまいますが、本当に「良い人」の社員ばかりです。
そのような「良い人」ばかりの社員で構成されているので、うちはこの佐久を中心とした決して大きくない商圏においても高級品を販売し続けてこれたのだと思います。

「高級品を販売する」ことと「良性の人格」は決して切り離すことのできないことだと考えています。なぜそうなのか、少し思いつくことを書いてみたいと思います。

私たちは高級品を販売しているので、その商品に精通する必要があります。そのために産地研修にも行きますし、その商品を作っている職人の人たちから直接話を聞いて学ぶこともあります。高級品は本当に丁寧に精根込めて作られています。それを作っている人たちの人格も立派な人ばかりです。きっと高級品は作るために「人格」が必要なのだと思います。鍛練に鍛練を積んだ技術でなければ良いものは作り出せないのです。その技術を習得するまでにきっとその作り手の人格が磨かれていくのだと思います。そのような人々に触れることは、知らず知らずのうちに自分自身の人格の向上にもつながっていくのだと思います。

私たちは高級品を取り扱っているので、お客様もそれに相応しい人格をお持ちの方がほとんどです。私たちは商品の販売を通してお客様と接しているわけですが、話は商品のことばかりを話しているわけではないのです。お客様の歩んできた人生や様々な体験、豊富な知識からいろいろなことを教えていただきます。
そしてそのお客様に購入いただく商品はその方の人生の節目節目を飾るものとなります。そのような機会には感動も多いのです。お客様の感動を共有することで、私たちは普通の人より多くの経験をもつことができているのではないかと思います。
私たちは高級品、すなわち丁寧に丹念に作られた商品を取り扱うので、うちの仕入先の方々、お客様、そしてうちの社員の三方を立派な人格の人々に囲まれて仕事に取り組むことができるのです。とても幸せなことだと思います。学校のようにカリキュラムもテストもないのですが、立派な人格の人々の感化を受けて、私たちは知らず知らずのうちに成長しているのだと確信しています。

うちは新しく社会人になった人が成長することができる環境を自然に持っている会社です。
そして社会人になってからも成長し続けたいと思う人にぜひ来てもらいたいと思っています。