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最新イベント
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| 【 日時 】 | 2026 3/23(月)~3/30(月) 27日(金)はお休みです。 |
| 【 時間 】 | AM10:00~PM19:00/最終日30日PM17:00迄 |
| 【 会場 】 | やなぎだ中込店 季心ホール2F |
| 【 TEL 】 | 0267-63-5291 |
どなた様でもご覧いただけます。お気軽にお越しくださいませ。
更に詳しい内容をご希望の方は資料請求ボタンよりお申込み下さいませ。
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本決算!バーゲン!バーゲン!バーゲン!
年に一度の特別なチャンスがやってまいりました。
初めての方も大歓迎。着物のある暮らし、今年こそ始めてみませんか?
上質な着物が“本決算ならでは”の驚きの価格に。
さらに、和装小物、ファッションアイテム、バック、ジュエリーなど、多彩な商品を豊富に展示いたします。
一年で一番のお買い得商品が揃う特別イベントです。
見て、触れて、実際にご試着いただきながら、お気に入りの一着をお選びください。
ご家族やご友人とお誘いあわせのうえ、ぜひ店頭へお越しくださいませ。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
東京友禅の根底には、江戸の町人文化が育んだ美意識「粋」が息づいています。粋とは、華美に走らず、さりげなく奥ゆかしく、そして都会的で洗練された感性を指します。目立つことを目的とするのではなく、控えめでありながら確かな存在感を放つことを尊ぶ美意識です。
藍・茶・白などを基調とした落ち着いた色使いと、余白を活かしたすっきりとした構成は、装う人の個性を自然に引き立てます。主張しすぎない静かな美しさこそが、東京友禅の本質です。
その「粋」を象徴する代表的な意匠が江戸褄(えどづま)です。江戸褄は、上半身をほぼ無地とし、裾元にのみ意匠を集約させる構成を特徴としています。装飾を全体に広げるのではなく、あえて裾に限定することで、全体に静かな緊張感と格調を生み出します。余白を大胆に活かすその姿は、引き算によって完成される美しさを体現しています。派手さではなく調和と品格を重んじる精神が、そこに明確に表れています。
この美しさを支えているのが、伝統的な染色技法です。糸目糊置きは、柄の輪郭を一本一本丁寧に糊で描き、染料のにじみやはみ出しを防ぐ重要な工程です。さらに、真糊(まのり)糸目友禅(本糸目友禅)では、昔ながらの糯(もち)米を用いた糊を使用します。この技法によって、繊細で奥行きのある色彩表現が可能になります。
真糊の場合は、輪郭の均一性を重視するというよりも、絵をかたちづくる要素として、その線の太細が職人の絵心として活かされていると感じられます。あえて線に太細をつけることで輪郭をやわらかくし、着物全体に優しい印象を与えたり、絵画的なイメージを生み出したりすることもあります。
こうした表現は、東京友禅の特徴の一つであるともいわれています。
現在では、加工のしやすい樹脂ゴム糸目や型糸目が主流となっていますが、真糊糸目友禅は全体のわずか0.2%ほどにとどまっています。職人による伝統的な工程は、高度な技術と豊かな経験に支えられながら、今もなお大切に受け継がれています。
東京友禅は、江戸の粋という精神、江戸褄に代表される意匠構成、そして真糊糸目友禅という確かな技法によって成り立っています。その静謐で洗練された美しさは、時代を超えて現代の装いにも自然に調和し続けています。
東京友禅は、江戸の町人文化の中で育まれた江戸小袖の意匠と技法を受け継ぎながら、時代とともに進化してきた染色文化です。華やかな装飾に頼るのではなく、余白を活かした構成と洗練された色彩設計によって、静けさの中に豊かな表情を生み出してきました。そこには、江戸の人々が大切にしてきた「粋」という美意識が息づいています。
藍や茶、白を基調とした落ち着いた色調、そして簡潔で洗練された意匠。色数や装飾をあえて抑えることで生まれる余白は、装う人の個性を引き立て、凛とした品格と奥行きのある美しさを感じさせます。華美ではなく、静かに心に響く美。それこそが東京友禅の魅力であり、日本の美意識が凝縮された表現と言えるでしょう。
こうした伝統の精神を礎に、上田文夫は長年にわたり独自の表現を追求してきました。東京友禅の技法と美意識に深く向き合いながら、職人として培ってきた経験と感性を作品に映し出しています。そして近年、さらなる創作の可能性を求めて制作の拠点を京都へ移し、新たな挑戦を続けています。
抑制の中に宿る美、静けさの中に広がる深み。受け継がれてきた江戸の「粋」と現代の感性が重なり合うとき、その美意識は時代を越えて静かに「響」き合います。
本展では、そうした想いを込めて制作された作品 『響』 をはじめ、上田文夫のきものの世界をご紹介いたします。
余白の中に宿る美と、静かな気品が心に響くひとときを、ぜひ会場でご体感ください。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。