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| 【 日時 】 | 2025年12月22日(月)~12月24日(水) 12/26(金)~12/28(日) |
| 【 時間 】 | AM10:00~PM19:00/最終日28日PM17:00迄 |
| 【 会場 】 | やなぎだ中込店 季心ホール2F |
| 【 TEL 】 | 0267-63-5291 |
どなた様でもご覧いただけます。お気軽にお越しくださいませ。
更に詳しい内容をご希望の方は資料請求ボタンよりお申込み下さいませ。
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今年も一年「やなぎだ」をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
日頃の感謝の気持ちを価格に込めた「歳末蔵出し大バーゲンセール」を開催いたします。
博多の良さを残しつつ様々な改良を重ね、博多らしくない博多帯「博多織信」の展示をはじめ
各産地・問屋・メーカーより取り寄せた着物や帯を、特別ご奉仕価格にて展示。
また、ジュエリーデザイナーによる作品の期間限定展示をはじめ、
バッグ・コートが50%OFF~70%OFFとなる大変お得なコーナーもご用意しております。
さらに、これからの季節に欠かせないあったか寝具など、
多彩な商品を取り揃えて皆さまのご来店をお待ちしております。
今回は特別企画展といたしまして「洛陽織物」のきものと帯を特別価格にて展示致します
皆様の御来会お待ちしております。
洛陽織物の歩みとものづくり
洛陽織物の歴史は、江州滋賀郷より上洛した初代・井筒屋萬助が、天保年間に興した織屋「井筒屋」に始まります。
明治三十一年には、三代目・滋賀辰之助が「滋賀辰機業店」を創業。若い頃より卓越した創作力を発揮した辰之助は、明治・大正期に開催された全国博覧会において出品作が幾度となく最高賞を受賞し、西陣の帯屋として確固たる地位を築き上げました。
戦後間もない昭和二十四年、社名を「洛陽織物」と改め、四代目・滋賀辰雄が事業を継承。辰雄は約三十年にわたり西陣織物工業組合の理事長を務めるなど、西陣全体の復興と発展に大きく尽力しました。
こうして受け継がれてきた技と美意識は、現在も洛陽織物の帯づくりに脈々と息づいています。
京都市より「歴史的意匠建造物」の指定を受けた京町家の工房では、百年以上前に作られた伝統的な高機(たかばた)を今も使用し、ひと越ひと越を確かめるように、時間を惜しまず丁寧に手織りを続けています。上部に見える厚紙の束が「紋紙」で、文様の設計図にあたり、紋紙にあけられた穴の有無によって、どの経糸を上げ下げするかが制御されます。これにより、金糸・銀糸を使った複雑で立体的な文様を織ることができます。
金・銀・漆を施した和紙の経糸と、絹の緯糸を緻密に操り、紋紙に刻まれた文様を織り上げる工程は、機械織りでは決して表現できない奥行きのある輝きと、手織りならではの温もりを生み出します。
また、創業当時の息遣いを今に伝える大正時代の裂本帳には、数え切れないほどの色に染め分けられた糸見本が残されており、現在の商品づくりにおいても貴重な資料として活かされています。
長い年月を経て受け継がれてきた織機と技、そして美へのこだわりが、今もなお洛陽織物の帯に息づいています。
受け継がれる技と輝き
創業以来、長い年月のなかで育まれてきた織りの技。
金・銀・漆を施した特製の和紙を細く裁断し経糸とし、緯糸には丹念に染め上げた絹の撚糸を用いて、熟練の職人の手によって織り上げられる織物が佐賀錦です。
百年以上前に作られた歴史ある織機を用い、ひと越ひと越を確かめるように、時間を惜しまずゆっくりと織り進めていきます。伝統工芸士の確かな技と深いこだわりのもと、一本一本に心を込めて丁寧に仕上げられています。
洛陽織物では、一般的な佐賀錦で用いられる経糸用の金箔糸よりも、さらに太く揉みを加えた独自の箔を使用しています。そのため、織り上げの際には非常に高度な筬打ちの技術が求められ、限られた熟練の手織り職人にしか成し得ません。
金をいかに柔らかく、そして美しく発色させるかに心を砕き、手織りならではの温もりと立体感のある表情を生み出しています。
時を重ねて受け継がれてきた技と素材が織りなす、重厚な輝きと格調高い風合い――それこそが、佐賀錦ならではの美しさです。
変わりゆく西陣の流れに柔軟に対応し、時代を読み取った帯づくりで、常に一歩先を行くものづくりを続けています。
創業より、長い年月をかけて育まれてきた豊富な織技術は、洛陽織物の大きな強みです。洛陽織物屈指の看板商品である礼装用の帯はもとより、現在では洗練されたデザインのおしゃれ用の帯においても高い人気を誇っています。
伝統を大切に守りながら、品格を損なうことなく現代の感性に寄り添い、時代の変化に柔軟に応えながら美しく進化し続けてまいります。
この機会に、手織りならではの魅力をぜひお手に取ってお確かめください。