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澤屋重兵衛250周年記念コレクション

【 日時 】 2025年7月10日(金)~7月12日(日)
【 時間 】 AM10:00~PM19:00/最終日12日PM17:00迄
【 会場 】 やなぎだ中込店 季心ホール2F
【 TEL 】 0267-63-5291
※ Googleマップ ↗︎

イベント内容

イベント内容

長い年月をかけて受け継がれてきた「古代錦」

毎年掲げられるテーマのもと創作された作品は、それぞれに時代の美意識や想いを映し出し、一点一点が歴史を紡ぐ貴重な記録でもあります。

このたび、その歴代の「古代錦」コレクションが一堂に会します。これほど多くの作品を一度にご覧いただける機会は稀であり、時代を超えて受け継がれてきた美の軌跡をご鑑賞いただける特別な展示です。

伝統の技と感性が織りなす珠玉の作品の数々を、ぜひこの機会にご高覧ください。

古代錦

千年以上の歴史を誇る京都・西陣織。その伝統ある織物の中でも、「引き箔」は古代中国に由来し、西陣で受け継がれ磨き上げられてきた、格調高い織の技法です。
澤屋が織り上げる「古代錦」は、この引き箔の技法を用い、日本の美意識と職人の卓越した技術を結集した美術工芸品です。
毎年、「自然」「歴史」「文化」「祈り」などをテーマに新たな図案を創作し、一点一点に独自の世界観と物語を織り込んでいます。

身にまとう帯としての美しさはもちろん、時代を超えて受け継がれる工芸作品として、鑑賞する楽しみやコレクションとしての価値も備えています。

一本の帯が完成するまでには、図案制作、織設計、糸づくり、染色、焼箔・箔加工、製織など、多くの工程を経て、それぞれの分野を担う職人たちの高度な技術と経験が注ぎ込まれます。西陣ならではの分業制によるものづくりによって生み出される古代錦は、繊細な織りと奥深い色彩表現、焼箔が織りなす豊かな輝きを兼ね備え、帯の枠を超えた美術工芸作品として高く評価されています。

また、古代錦は毎年異なるテーマで制作されるため、一点一点がその時代の感性や美意識を映し出す貴重な記録でもあります。歴代作品が一堂に揃う機会は限られており、その希少性も大きな魅力の一つです。伝統を守りながら新たな表現に挑み続ける古代錦は、西陣織の歴史と文化、そして日本の美を未来へと受け継ぐ、唯一無二の存在として受け継がれています。






ものづくり

二百数十年受け継がれる引き箔の技

初代・澤屋重兵衛より八代、二百数十年にわたり、京都・西陣の地で伝統の織技「引き箔」を脈々と受け継いでまいりました。

澤屋が古代錦の製織を始めたのは、およそ150年前です。以来、歴代の当主が自ら図案制作に携わり、伝統を大切に守り

ながらも、それぞれの時代の感性を取り入れた意匠を生み出してきました。

現在までに生み出された図案は約400柄に及びます。有職文様をはじめとする古典意匠に加え、その時代ならではの美意

識や感性を織り込みながら、伝統と革新が調和した古代錦を織り続けています。


図案から始まるものづくり

制作は、原画を方眼紙に拡大して写し、一目盛りごとに色を塗り分けながら、織物の設計図となる紋意匠図を作成することから始まります。

一つひとつの升目が一本一本の経糸・緯糸に対応しており、図案の美しさを織物として正確に表現するための重要な工程です。

完成した紋意匠図をもとに紋紙を制作します。紋紙は経糸を上下させるための穴が開けられた紙で、織柄を織機へ正確に伝える役割を担います。

簡単な柄でも約1,000枚、複雑な織物では数万枚もの紋紙が必要となり、一つの帯には膨大な手間と時間が費やされています。
紋紙の制作と並行して、作品の印象を左右する配色を行います。

一万色を超える色見本の中から、図案や織物の趣にふさわしい色を吟味し、作品全体の色彩を組み立てていきます。わずかな色の違いが織り上がりの印象を大きく左右するため、この工程には繊細な感性と長年培われた経験が欠かせません。何回も何回も微妙な調整をしながら、絹糸を一色ずつ丁寧に染め上げます











引き箔の織

澤屋を象徴する「焼き箔」

澤屋の古代錦を象徴する「焼き箔」は、引き箔ならではの深みのある風合いを生み出すために欠かせない工程です。

銀箔を長い時間をかけてゆっくりと燻し、落ち着きのある深い色合いへと仕上げます。

焼き上げた箔は、曲尺で一寸(約3cm)の間を100本という極めて細い幅に裁断します。

この裁断は専門の職人によって行われますが、その高度な技術を受け継ぐ職人は年々減少しており、均一で美しい箔を裁断できる職人は、今では非常に貴重な存在となっています。

こうして裁断された箔は、絹糸とともに帯へと織り込まれ、引き箔ならではの奥行きのある輝きと気品ある表情を生み出します。

一越しに込める職人の技

髪の毛ほどの細さに裁断された箔を、裏返ることなく、順番を違えることなく、一筋ずつ経糸の間へ引き込みながら織り進めます。

一越し、一越し、根気と集中力を要する手仕事の積み重ねです。その一越しごとに、長年培われた職人の技術と心が込められています。

二百数十年にわたり受け継がれてきた伝統の技と、美しいものづくりへの想い。そのすべてが織り重なり、一枚の古代錦が織り上げられます。
手仕事が生み出す本物の価値

ぜひ実際にお手に取っていただき、その風合いや質感、引き箔ならではの奥深い美しさをご体感ください。

二百数十年受け継がれてきた職人の技と想い、そして手仕事だからこそ生まれる本物の価値を感じていただければ幸いです。

公式HP:http://www.sawaya.jp/

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