きものギャラリー
「移ろう季節」を楽しむ 

夏の始まりと終わりにふさわしい「ひとえ着物」の季節。
近年は温暖化の影響により、ひとえの着用時期が従来よりも長くなり、衣替えも早まる傾向にあります。
夏の着物には、絽・紗・麻などの通気性に優れた素材が用いられ、見た目にも涼やかな透け感や軽やかな風合いが特徴です。また、夏帯にも羅や紗などの種類があり、季節感を演出する大切な要素となります。
それぞれの素材や種類には適した着用時期があり、気温や季節に合わせて選ぶことで、より快適で上品な装いが実現します。夏着物の素材を知り、季節に寄り添った和装をお楽しみください。

初夏のきもの

通常、単衣は6月からとされてきましたが、 近年は気温の上昇により、その装いのタイミングも少しずつ前倒しになる傾向にあります。
日中は汗ばむような陽気となる日も増える5月。 そんな今の気候に寄り添う装いとして、紬・小紋・御召などの単衣のきものがおすすめです。
裏地のない単衣は軽やかで、肌離れもよく快適な着心地。 見た目にもすっきりと涼やかな印象を与えてくれます。 この時期はまだ、帯や小物を無理に夏仕様にする必要がなく、 春の延長として自然にコーディネートできるのも魅力です。

塩沢紬

盛夏のきもの~縮~

夏のきものほど、さまざまな素材を楽しめる季節はありません。 爽やかな肌触りと軽やかな質感が魅力の、夏ならではの生地が好まれています。
カジュアルな装いには、手早く結べる名古屋帯がおすすめです。 本コーディネートは、麻素材で揃えた小千谷縮のきものと、宮古上布の名古屋帯を合わせました。
涼しさと通気性に優れた麻のきものは、軽やかで清涼感があり、暑い季節にも快適にお召しいただけます。
夏用の小物を合わせることで、装いに一層の涼感が加わり、見た目にも涼やかな装いで夏のお出かけをお楽しみいただけます。

盛夏のきもの~上布~

上布(じょうふ)とは、細い麻糸(大麻や苧麻)を平織りして作られる高級な麻布です。 かつては幕府などへ献上・上納されていたことから、その名が付いたともいわれています。 縞や絣(かすり)模様が特徴で、特に夏の和服に用いられます。 中でも上布の魅力は、細やかな絣模様にあり、繊細な十字柄が織りなす素朴な美しさが、麻ならではの涼やかさをより一層引き立てます。

盛夏のきもの

絽縮緬・・・細かいシボが立った縮緬地に絽目を通した生地
竪絽 ・・・絽目が竪縞状に表されてる絽素材

紗  ・・・絽と並ぶ代表的な夏生地。捩り織という技法で隙間を作り強い透け感による涼味が特徴
絽  ・・・捩り織を併用することで、横段に絽目という隙間を表した、盛夏の代表的な染め下地

初秋のきもの

夏御召・・・袷衣の御召よりやや薄手に織られた御召。
紬  ・・・紬はその産地によりさまざまな色や柄があります。
結城縮・・・撚りをかけた紬糸を緯糸に用いてさらりとした肌触りが特徴。
紋意匠縮緬・・・涼しく感じる工夫がされた単衣向きの素材です。

単衣のきものは、素材や織りによって表情が大きく変わり、暑い季節でも工夫次第で涼やかに楽しむことができます。透け感のある織りや軽やかな風合いを選び、小物や色合わせで季節感を添えれば、見た目にも心地よい装いが完成します。 日差しが強まるこれからの時期こそ、単衣ならではの軽やかさと上品さを取り入れて、涼をまとうおしゃれをお楽しみください。自分らしい一枚で、季節の移ろいを感じる装いをぜひ日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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